蓮田の匠:埼玉県地域経済活性化推進事業

吉田 紘教:エアブラシスプレーアート

エアブラシの道へ

父親が板金業を経営していたのですが、まだ自分が未熟なうちに急逝してしまいました。
板金の技術はもちろん仕事をする上で習得しなければいけません。
ただ、これからの時代、板金だけの技術で生き残っていけるほど甘くないと考え、
もう一つ違った技術を身に付ける必要性を感じたのです。

偶然テレビを見ていたらエアブラシアート職人の特集をやっていました。
これはやってみたいとワクワクしたので調べてみたところ、石川県にエアブラシを教えている教室がありました。
先代が生きていればゆっくりと修行に行けたのですが、すでに自分が後を継いで仕事を受けていたので短期集中で覚える必要があります。
そこで、すぐさま荷物を纏めて石川県まで行って必死に基本を学びました。
その後は帰ってきてひたすら練習なのですが、ある程度納得した作品が描けるようになったのは半年を過ぎたぐらいからです。
幸いにも車関係の仕事ですので塗料はいくらでもありますし、車の廃材を持ってきて描いては消して描いては消してを繰り返していました。

技術はどんどん身につけていく必要があります。
筆で描く技術があれば、背景を筆で、メイン絵柄をエアブラシで描くこともできます。
様々な技術のバックボーンを得た上で、自分の得意分野を持つことが重要です。
常に最新の関連技術は習得しておきたいですし、そのような気持ちが無いと職人としては伸びないと思っています。

エアブラシ技術を継承するということ

有難いことに、今ではエアブラシの使い方を教えて欲しいという依頼もあります。
僕のエアブラシ技術も先生から教えてもらったものですし、それを次の人達に伝えていくことも僕の役目だと思って引き受けています。
ただ、自分で絵を描くのと他人に教えるのとは違う技術が必要で、楽しみながら技術を身に付けてもらえるよう今も試行錯誤しています。

空筆工房のエアブラシ教室には、初心者から過去にエアブラシをやっていた経験者まで幅広く参加されています。
エアブラシの素晴らしいところは、諦めずに練習を重ねれば誰でも「すごい!」と言ってもらえるような絵が描けることです。
私が教えた生徒には、自分が納得できる絵が描けるようになるまで無償でサポートしていますが、上達していく様子を見るのは本当に楽しいです。
このエアブラシの魅力を次世代に引き継いでいくのが自分の役割であり、
エアブラシで幸せになってくれる人を一人でも多く排出していきたいと考えています。

エアブラシ 空筆工房 一期一会の出会いに感謝を

エアブラシアートは作品ありきではありません。
お客様からの要望があって初めて仕事として成立するので人ありきの商売です。
私という人間を信用して仕事を依頼してくれるお客様には本当に感謝しています。
お客様がなにか困ったことがあった際に「空筆工房ならやってくれそうだ」と言って頂ける場所を目指して日々仕事をしています。

私は人との出会いは本当に貴重だと思っています。
ですからエアブラシアートや板金修理の依頼を頂いたお客様にはもちろんのこと、名刺交換をした方全員にお礼状を出しています。
とても小さな心遣いかもしれませんが、会った人全員にお礼状を出している人はほとんど居ないと思います。
自分自身の感謝を伝える一つの方法として、これからもお礼状を送り続けたいと考えています。

経歴

魔法の筆で描く壁画・光る絵専門「空筆工房」代表、および板金塗装/エアーブラシ/カスタムペイントをおこなう「Body Shop YOSHIDA」代表。
エアブラシアート特有の暖かみや柔らかみのある質感の絵を、お客様の希望に合わせて制作。
自動車板金で培われた調色技術を活かし、カラフルな色彩からシックな色彩の絵まで幅広く提供している。
また、エアブラシ教室も開催しており、広く技術の継承をおこなっている。

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